『 雪国を思えど雪に躍りたる 』優遊575交心w12k12080
★ 。・。・゜♪゜・。・。★ 優游575交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★
山は、やはり、霊気が漂っていますね。
ちょっと脇の山林の中に入っただけでも冷気に包まれて身震いしてしまいます。身震いが冷気を霊気に変えるスイッチになるようです。林の中では風の音も複合されるのか馴染みのない風音に変わっています。
峠のロッジで水を汲み終わって、一杯湧水を呑むんです。冷たい滑らかな金の棒が喉を撫でて腹に染み込んでいきます。地下五百メートルの吸い上げ水です。休みなく吸い上げて放出しています。背振の山の隅々から地下水脈に蓄積された水が湧出しているんですね。山の霊気も蓄積されているような気がします。
外に出ると、雪が降りはじめました。
雪落ちて森のゆらぎに異界の気 仁
看よ風音の荒ぶる姿
凡愚老仁の幼稚な言葉遊びですけれど、雪に心躍るのはなぜだろうと思って、そのわけをいろいろ探って遊ぶんです。
いざさらば雪見にころぶところまで 芭蕉
芭蕉さんも雪が嬉しくてはしゃいでいるのでしょうね。
言葉遊びを楽しんでいるようです。
さぁ、行くぞ、雪見に。
かけ声が勇ましいですね。巫山戯ながらも覚悟の表明です。転ぶ所まで行くんです。
どこで、転ぶのか。
芭蕉さんが観たがっている雪を見る処まで行くんです。その雪を見たら、仰天して、転んでしまうでしょう。仰天は、アア、カミサマ、と天を仰ぐんです。
芭蕉さんも、雪にカミを見たいと俳諧を旅しているんです。
「見る」はもう一つの意味で、「現れる」ことです。「現」は「王が見る」ですけれど、王が見るものは「カミ」です。「現」は「カミ」が現れること、「カミ」を見ることです。
「雪を見る」ということは、「雪が現れる」ことです。「雪の精」が現れることでしょうか。いいかえれば「雪」が芭蕉さんの探している「カミ」として現れることでしょう。
芭蕉さんの俳諧の旅の根源はカミとの巡り遇いだったのでしょう。
でも、まだ、言葉あそびで、戯れているだけです。
「いざさらば」。
さぁ、死出の旅に出るよ。カミに会いに行くのさ。異界の門を潜らなければカミに会えないかもしれないよ。生死の結界まで行かなければカミは現れないだろう。死の極みに見える世界はカミの世界だろうじゃないか・・・
ひょっとすると雪女さんが現れて、ぼくは雪女さんと恋をしてしまうことになりそうなんだよ。
「転ぶ」は雨漏路から無漏路への翻転のことだったんです。
そんな芭蕉さんを北斗七星は微笑んで見ているのでしょうね・・・
すみれ咲く筑後の畦にカミを見ん 仁
楽土に楽土の花は咲きけん
★★★ フォト575『 木枯らしの果てに優遊北斗星 』 への交心です。 ★★★
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雪国を思えど雪に躍りたる
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富呼さん、交心ありがとうございます。
天気がいいと空も澄んで夜空が美しいんですけれどね・・・
それにしても寒くなりました。
富呼さんも富士如来さんに恋しての毎日ですけれど、本当にお風邪を引きませんように。如来力に守られているから大丈夫なのでしょうけれど・・・
世界的な寒気団の襲来らしいですね。
今日は三瀬峠で水を汲んで、伊都国博物館の館長講座を受講してきました。
三瀬峠を越える時、初雪に出遭いました。
心躍ります。
伊都国へ降りると雪は止みましたけれど・・・
雪国を思えど雪に躍りたる 仁
筑後の里の無事に浸りき
久しぶりに帰りも三瀬峠越えしましたけれど、峠で雪が降りはじめました。
今夜は背振山は真っ白に積もるのでしょうね・・・
★ 。・。・゜♪゜・。・。★ そのまんま575で交心 ★ 。・。・゜♪゜・。・。★
★★★ 言葉あそび575交心w12k120401『 季は巡り葉は枯れ鳥は渡りけり 』 へどうぞ!!! ★★★
★★★ つけ句あそび575交心w12m112802『 雪原を越えて命の響き合う 』 へどうぞ!!! ★★★
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