アメリカ独立宣言を読む
by 兆民
書いてる文はとても難しいが内容はつまり「イギリスがあんまりひどいことばかりするんで親といえど、もうゆるさん！！」ということだと思う。そして、それを正当化する理由が難しく書いてある・・・と現代っ子の僕は思う。しかし、今だからそう思うのであり、その時代、とりわけ命を賭けているとなれば、その重みも内容も違ったものになるはずだ。その時代は、これが（平和や平等）が決して当たり前じゃなかった。今でも当たり前じゃないけど、その時代の人は、弱い者が死んでいくことが当たり前だと思っていた。だから、この独立宣言は多くの人に勇気を与えたし、その勇気は時を超えて、たくさんの人に感動を与えたはずだ・・・。
ここまで書いて、思う。僕は、本当は、こんな事思っていない。なんだかこの独立宣言がウソみたいに見える。確かに、この独立宣言はたくさんの人に勇気を与えたのだけれど、僕には与えてくれない。それは結局、僕のアメリカという国に対しての不満ではないかと思う。アメリカは資本主義という名の絶対王制で威張る強者だ。そう思い、見ると、この文が、何だかつまらないものに見える。書いてることは立派だけど、本当は下心があるんだろ？
それは違うと、頭ではわかるのだけど、下心なんてあるのが当たり前なのだけど。よくまとめられないが、国は人を大切にしなきゃいけない。たとえそれが他の国の人も。アメリカはそれを一番わかっているはずなのに。
なんで、あんなことをするのだろう。
by 勇智
「すべての」人間は平等につくられている」・・・この文章が全てを物語っている。勝ち取った独立により、他に邪魔されない、強い国を造ることが書かれている。これは、最初にも書いた平等の所から読み取れる。皆が国を考え、代表者を選び、皆で国を動かしていく。この考えが民主主義のあるべきものだと思う。強い権力者に左右される世の中はいけない。
日本を見るとどうだろうか。小泉首相についていけば自分が守られるという考え。郵政民営化の時だって、何人も寝返り賛成票を投じていた。何でこんな世の中になってしまったんだろうか。いいたいことも言えない、そんな国会は必要なのか？事あるごとに批判ばかりして、もっと私たちの代表なら、私たちのための政治をしてくれ！アメリカの独立宣言をもう一度、読んでほしい。私たちが求めているのは私たちの満足がいく政治だ。民主主義なら、一人ひとりの意見の重さも一緒じゃないのか。金持ちが優先される世の中なんて求めてはいない。皆が同じようにチャンスをつかめるためにできることを何で考えない。杉村議員！謝るな！自分が思ったように行動しないと、あなたに投票した有権者に悪いんじゃないか。何で強い者につく？日本の民主主義は根本的に間違っている。この曲がった世の中を変えていくのは私たちの責務だと思う。
by 悠佑
アメリカ独立宣言は、国民一人ひとりが自由を、人権を守るために、人民が力を持つ国を目指していたのだと思う。アメリカ独立宣言に書かれている内容は、全ての人は平等で、生きること、自由、幸せを追求すること、このことを国が他の脅威から守る。。政府とは人権を守るためにあるんだ、と書かれていると思う。
今のアメリカはどうだろう。アメリカの民主主義を世界中に広げようとしている。それも圧倒的な資本と武力で。そんな「力」まかせの広め方でいいのだろうか。私はいけないと思う。「力」はその民主主義を広める立場から見てみれば脅威でしかないのだから。だから、その脅威から自分の国を守るために、イスラム教の国々は、自爆テロという形で抵抗しているのだ。命を賭けてメッセージを送っている。「目には目を」という考え方はよくないと思うけど、力のない彼らはテロという形でしか抵抗できないのだから。国の力が平等でないのだから、力ではなく、対話という形で、アメリカは民主主義を広めていけばいいと思う。そうすれば尊い人の命は奪われずにすむ。そして民主主義が受け入れられなければ、その選択を尊重すべきだ。だって、それは自由でしょ。
幸せの形は一つじゃないんだから。それぞれの幸せ、考え、選択があっていいと思う。 アメリカは「何」から独立をしたのか、原点に戻って、もう一度、考えてほしい。平等、生きる、自由、幸福、どれもすばらしい。けど、幸せの形は一つじゃない。
