私なりの ｂｙ 光呼
私なりの
いいんだ
どれだけ傍に
居てあげられなくても
いいんだ
どれだけ優しい言葉を
かけてあげられなくても
ごめんなさい
私にはあなたを包み込めるほどの
大きな大きな愛が足りませんでした
ごめんなさい
私にはあなたの言葉を
優しく受けとめられるだけの
大きな大きな器が足りませんでした
できないことばっかり
誰かを羨むばっかり
私なんて、って思うばっかり
だけどね
私には私なりの愛で
誰かを抱きしめるしかなかったの
そんなに
大きくもないけれど
そんなに
あったかくもないけれど
私なりの愛で
包むしかなかったの
私なりの言葉で
伝えるしかなかったの
ありがとう
私なりの愛し方を教えてくれて
こんな私にも
誰かを愛してあげられる
そんな喜びを知ることができました
ありがとう
私なりの優しさを見つけてくれて
こんな私にも
誰かを優しく包んであげられる
そんな喜びを知ることができました
できないことが溢れすぎていて
できることさえも足りなさすぎて
私は私を嫌いになっていたの
でもね、
どんなにうまく愛そうとしても
あなたみたいに
うまくは愛せないの
どんなにうまく伝えようとしても
あなたみたいに
うまく伝えられないの
私は私でない
あなたにはなれなかったの
きっと
なっちゃいけなかったの
だから私は
私なりの愛し方で
私なりの伝え方で
あなたを優しく抱きしめます
あなたに想いを届けます
ごめんね
でも、ありがとう
私なりの生き方を
私なりに愛していくからね
ありがとう、大好きだよ
